更年期の症状
更年期の症状は個人差が大きく、自覚症状がほとんどない人もいれば、体のあらゆるところに、いくつもの症状に長く悩まされる人もいます。
心や体のさまざまなところにあらわれる不定愁訴の中でも、代表的な症状をまとめてみました。
●血管運動神経系
・ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、発汗)
・手足の冷え
・動悸、頻脈、息切れ
・血圧変動
●精神神経系
・イライラ、憂うつ、不安、落ち込み
・不眠、睡眠障害
・意欲の低下、疲労感
・集中力、判断力の低下
・記憶力の減退
●運動器・皮膚分泌系
・肩こり、腰痛、関節痛
・筋肉痛
・皮膚の乾燥、かゆみ
・口の乾き
・口臭
●消化器系
・吐き気、嘔吐
・食欲不振
●生殖器・内分泌系
・不正出血
・月経異常
・性交痛
・外陰部の痛み、違和感
●泌尿器系
・頻尿、残尿感
・排尿痛
・血尿
・尿失禁
●その他全身にあらわれる症状
・喉のつかえ感
・めまい、頭痛
・肥満、やせ、むくみ
・体の違和感
・手足のしびれ
このように、更年期の症状は人によってさまざまです。更年期の症状であることを自覚していないケースもあります。
自分は辛いと思っていても、周りの人に伝わりにくく、理解してもらえない事でさらにイライラしてしまうこともあります。
ご自身の症状をしっかりと見極めて、自分に合った改善方法を見つけていくためにも、経験者の話を聞いたり、相談できる相手を持つことが大切です。
また、よく似た症状もあり、必ずしも更年期だとは限りません。自己判断はせず、まずは病院で正しい診断をしてもらいましょう。